
もくじ
鰹節。
みいは、ほとんど手のかからない子で、キャットフードの好き嫌いがなく何でも食べる子だと思っていた。
ある時、鰹節をあげると喜んで食べていた。食いつきが全然違った。
しかしその内、「キャットフードにも鰹節をふりかけて」とふりかけてもらうまで食べずに目で訴えるようになった。
その時は、好きならばと何も考えずに鰹節をふりかけてたけど。
ある日突然……。
数年前のある日突然、鳴きながらおしっこをするようになった。
しかも、おしっこ1回に係る時間が長いような気もするし、回数も多いような気もする。
ちょっと失礼して、おしっこをしている時の覗いてみると、おしっこをするポーズはしていたがおしっこはいっこうに出てこない。痛みがあるのだろうか? 鳴いている。かなり鳴いている。
動物病院で診てもらう。
動物病院で診てもらった結果。どうやら膀胱が炎症を起こしているとのこと。
原因は、鰹節のあげ過ぎ。
先生の話を聞くと、鰹節にはミネラルが多く含まれていて、その中でもマグネシウムは猫にとっては注意が必要だとか。このまま放っておくと更に猫の腎臓に負担がかかり「尿路結石症」や「腎臓病」になっているところ。
結石ができると尿路を通り、腎臓や尿管、膀胱、尿道にたまり、その結果、腎炎や尿管閉塞、尿路閉塞などになる危険も。
そして次のような排尿障害がみられるようです。
- 血尿
- 頻尿
- おしっこの時の痛くて鳴く
- 何回もトイレに行き、おしっこの体勢になる
- おしっこの量が少ない
3つもあてはまっていた。
何も知らずに人間用の鰹節をあげていた。初めての猫で何も知らないとは言え「みい」には可哀想なことをしてしまった。
数日間薬を飲んだら症状はおさまったようだ。
鰹節をあげる時は注意しましょう。
鰹節にはミネラルが多く含まれていますが、猫に危険な物質は含まれていないので、おやつとしてあげても問題ありません。
かと言って、ミネラルを1回に大量、または継続的にあげ続けると、猫の腎臓に負担がかかり「尿路結石症」や「腎臓病」になったりするので、猫に鰹節をあげる時は、ペット用の減塩のモノにし、量や回数に注意しましょう。
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